―”Pocket monster Platinum”Play diary―
#07.a Hurting Heart


さて、続き続き。


いやもう、やぶれたせかい楽しいんだけど何が何やら……。迷う。
あとシドーが横になったら操作しにくい。非常に。

そして適当に進んでいると、何と向かい側からアカギさん登場!! 無事でよかった!!

シドー「よぉ……。無事でよかったな」
アカギ「……あの影のポケモンはここにはいない。わたしを置き去りにし、更に奥へと去って行った……」
シドー「捨てられたか。残念だったな」
アカギ「わたしの計画を邪魔出来て満足だというのか……」
シドー「……いや、多分アイツ、元からお前のことなんて眼中にないと思うぞ?」
アカギ「ところでお前……遺伝子について知ってるか?」
シドー「え、遺伝子? ……た、多少は……」
アカギ「……本当なら大したものだ」
シドー「ごめんなさいほとんど知りません」
アカギ「……そうだろうな。

    遺伝子というのは人間やポケモンといった生き物の設計図と言えるもの。
    その本体であるDNAは、正反対の性質をもつ2本の鎖が絡み合っている。
    その設計図の鎖は片方が壊れたとしても、もう片方をコピーし元の姿に戻せるのだ」


シドー「そうなのか……。知らなかった」
アカギ「何が言いたいのかわかるだろう」
シドー「え?」
アカギ「時間も流れず、空間も安定せず、影のポケモンだけしかいないこのおかしな世界と、私が変えたい世界……。
    ふたつの世界は遺伝子のように、お互いの世界が消えないよう支えあっているのだろう」

シドー「ああ……なるほど」
アカギ「だが、支えあう時に影のポケモンにも何かしらの影響があるとみた。
    そしてあの影のポケモンはそれを嫌い、わたしを飲みこんだ。
    きっとこのおかしな世界はあの影のポケモンが生み出した。
    だから世界に何かあると、影のポケモンにも影響がある」

シドー「……なるほど」
アカギ「まあそんなことはどうでもいい
シドー「どうでもいいのかよ
アカギ「大事なのはあいつを倒し、この世界そのものも消すこと」
シドー「……!!」
アカギ「もう二度とわたしの邪魔ができないように……世界を元に戻せないように」
シドー「ちょ、ちょっと待てよ!」


アカギさんはそのまますたすたと去って行きました。

シドー「……アカギよぉ、それはおかしいんじゃないか?
    この世界とあの世界が裏表なら、あの世界がある限りこっちの世界は壊れねぇんじゃないか?
    お前の理屈じゃ、世界を壊すことなんて不可能じゃねぇのか……?」


まさかアカギさんからDNAの話が出るとは……! 久方興奮しっぱなしですよ。
いいですなぁ。機械も生物もっていうのがいいですなぁ。さすが天才!
それにしてもこのツボ具合、製作者、誰か俺の脳内のぞいてんじゃないか?


消えたり現れたりする足場にいらいらしつつも先へ。
するとユクシーが現れ、また勝手に去って行きました。何なんだ君たち。

途中に『かいりき』が必要な岩が。ギラティナ1匹しかいないのにねぇ……。
とりあえず、他に押す場所がないので岩を穴に落としてみます。
そして下に降りると、3つのくぼみが。その1つの近くにユクシーが。とりあえず、さっき落とした岩をくぼみにはめてみます。
するとユクシーは鳴き声をあげてとびたっていきました。どうやら当たりらしい。

更に奥に行くとシロナさんが。
何でも「やるべきこと」をやらないと先には進めないみたいだとか。
なるほど、さっきのが「やるべきこと」というわけですか。
何でも湖のポケモンたちが導いてくれるそうで。なるほど、それでユクシーがいたわけですか。

何か下にアカギさんがいるぞぉっ!!
う、うろうろしてる……!! かわいい……!!
しかしそこに行くと本人の姿は見えず……。何てこったいorz

そしてついにはシドー、上下さかさまに。何ということだ。この世界すごすぎる。
もう画面酔いとかいうレベルの話じゃないぞ。

何だかんだやりつつ全ての岩をくぼみに。
新しい岩場が出現。シロナさん曰く「女の勘だけどいよいよって感じね」
い、いよいよですね! それにしてもあのアカギさんどこ行ったんだろう……。


……とかいいつつ岩場に乗って下に降りると、あ、アカギさぁぁんっ!!
もうここまで来てたのね! さすが!!

シロナ「……先に来てたのね」
シドー「アカギ……」
シロナ「どうして世界を変えようとするの?
    この世界が憎いなら、自分ひとり誰もいないところに行けばいいだけでしょう」

シドー「すげぇ、正論だ」
アカギ「なぜこのわたしが世界から逃げるように息をひそめて生きるのだ?
    わたしはこの世界から、心という不完全で曖昧なものを消し去り、完全な世界を生み出す。
    それがわたしの正義! 誰にも邪魔はさせない」


この人どこまで自分を悶死させるつもりですか。 orz

シドー「やべぇ、『正義』とか持ち出されると勝てる気しねぇ」
シロナ「そんな……そんな正義ってありえない!」
アカギ「わたしは負けぬ! あの影のポケモンにも! くだらない世界にも!」
シドー「アカギ……お前ってやつは……!!」


そしてアカギさんとバトルに。
アカギさんのポケモンはヘルガー♂Lv.45、ギャラドス♂Lv.46、マニューラ♂Lv.48、ドンカラス♂Lv.47、クロバット♂Lv.46。
アレスが『さいみんじゅつ』5連続で外した時にはさすがにキレそうになったね。というかキレたね。お前ふざけんなコラ。

アカギ「まさかまさかまさかッ! わたしが負けるかもだとっ!!」

迷ゼリフキタ―っ!!

勝ったときのアカギさんの焦りまくったセリフもイカしてますが早すぎてメモ不可能でしたorz

アカギ「……貴様にあのポケモンを倒したり捕まえたりなぞ出来るものか」
シドー「それはやってみなきゃわからねぇな」
アカギ「わたしが考えるに!」
シドー「いいからお前ちょっと落ち着け
アカギ「このおかしな世界はあの影のポケモンそのもの! 捕まえたり倒したりすればこの世界も消えるはず!」
シドー「いや、それまさにお前がやろうとしてたことだろ」
アカギ「なるほど! 貴様はわたしのかわりに世界を作り直すのではなく、世界を壊すというのだな」
シドー「いや、そういうわけじゃ……あれ? そうなるの?」
アカギ「では後は任せてやる」


そう言って足音荒く(妄想です)去って行くアカギ。シドーも言っているがちょっと落ち着け。
いつもの冷静なアカギさんはどこ行った。この辺はさすがまだ若輩ってことか?

シロナ「大丈夫。ポケモンが世界を消すだなんてそんなことはあり得ない。
    だって……世界は君が生まれるのを待っていた。
    君と一緒にいるポケモンも、君の親しい人たちも、
    更に繋がる人もポケモンもみんな世界に望まれて生まれてきたとあたしは思う」
シドー「……あれ、アンタ一人称変わった?」
シロナ「だからギラティナは消えない。私たちの世界も! このやぶれたせかいも消えたりしない!」
シドー「さり気に戻った……」
シロナ「さあ、ギラティナに会いに……って、その前に頑張ったポケモンを元気にしてあげなきゃ」


そしてシロナさんと一緒にギラティナに会いに行きます。

シロナさん曰く、元の世界とやぶれたせかいがアカギによって壊されかけてギラティナが起こり、そそれで世界が繋がってお互いがゆがみ始めていると。

シロナ「でも心配いらない。ギラティナに勝つことで君とポケモンが持っている強いきずなを見せるか、
    あるいは仲間に勝ってほしいと強い気持ちを見せるかすれば、
    ギラティナも分かってくれるし世界の歪みも止まるから!」


……っつーか、何でそこまで知ってるの、シロナさん。
というか、この人一人称が「わたし」だったり「あたし」だったり忙しいな。


そして奥に行くとギラティナの声が。
「ギゴガゴゴォ!」って、あれ、「ピシャーン!」は……?
オリジンとアナザーだと声も変わるのか?
そして更に奥へ進むと、ギラティナ(オリジン)が!
静かにシドーを見つめています。
……。
…………。
………………で?

よくわからないけど話しかけるとバトルになりました。いつもの奴らみたいに襲いかかってくるわけじゃないのね。
鳴き声が「ギゴガゴーゴーッ!!」って、忙しいわねこの方。

破れた世界のギラティナ、Lv.47。捕獲に入ります!
突然姿が消えてびっくりしたり。あ、何だ『シャドーダイブ』か。そうかこの世界じゃ影ないもんな。
ちょっとした噂で「捕まりにくい」と聞いていたものの、4回ダークボールを投げると捕獲完了。あ、あっさりすぎる……!
何だよこのためにダークボール99個用意してたのに……!! orz
あ、今回はちょっとしたこだわりで伝説たち捕まえるボール調節してます。ギラティナはダークボール。

っていうかギラティナの図鑑の説明文が素敵すぎる。

『暴れ者故追い出されたが、破れた世界と言われる場所で静かに元の世界を見ていた』

何て素敵な説明文!! そうかギラティナ暴れ者だったのね!! かわいいなぁもう!!
ニックネームは『タナトス』。連れまわしたいけど、ゴーストもうラミエルがいるからなぁ……。がっくり。


捕獲を完了するとシロナさんがやってきました。「ギラティナも分かってくれたみたいね!」と喜ぶシロナさん。 そこへアカギさんの声が。

アカギ「あのポケモンを……影のポケモンを捕まえただと!?
    そうすることでこのおかしな世界を残した!
    ということはもう一度あかいくさりを使っても新しい世界を生み出すことなどできないのか!?」
シドー「そう……なるのかな」
アカギ「なぜだ! この世界を守る理由は何なのだ!? そんなに不完全で曖昧な心とやらが大事か!」
シロナ「……生まれた場所。生まれたから過ごした時間。話す言葉。みんな違う……。
    だけど隣にポケモンがいてくれたから、ポケモンがいることが嬉しいから。
    知らない人ともポケモン同士を戦わせたり、交換できる……」

アカギ「だまれっ!! もういい、たくさんだ! だから心が大事だと言いたいのか!
    そんなもの、今まで幸せに生きてきたと思いこんでいる人間の戯言だ!
    今私が感じている怒り、憎しみ、憤り……この醜い感情は不完全な心のせいだ!」

シドー「……それは違うぜ、アカギ。
    怒りも憎しみも憤りも、お前の心が完全だからこそ感じるんだよ。
    心ってのは完全だからこそ、理性じゃどうしようもないものが出てくるんだ。
    どうしようもないくらい完璧だから、時には壊れちまったり異常が出たりもするんだよ。
    お前の目指してる『完全な世界』ってのはな……それこそ不完全で未完成なモンなんだよ」

アカギ「……まあいい。お前たちとは分かりあえない!」
シドー「……そうかもしれない。お前はオレがわからないし、オレはお前がわからない。それでいいじゃねぇか」
アカギ「いいか? わたしは世界の謎を解き明かし、必ず完全な世界を作り出す。
    いつの日か気付けばお前は! わたしが作り出した心のない世界に生きている」


そう吐き捨てて去って行くアカギさん。あぁ……。

シロナ「………………………………。
    悲しみがあるから喜びをうれしく思い、怒りがあるから優しさが生まれるのに……。
    元の世界に戻りましょう!

シドー「……それには賛成だが唐突だな。相変わらず」


というわけで、ギラティナのいた場所にできた穴から元の世界へ。

……ん? ここは見覚えが……。
あっ!! こ、ここは「おくりのいずみ」! 「もどりのどうくつ」の前じゃないか!
やっぱりおくりのいずみはあの世と繋がってると言われてるのね。だからみんな「ギラティナ=冥界の王」のイメージだったのよね。
でもやぶれたせかいが死後の世界ってわけでもなさそうだし、結局何なんだ。

シロナさんはシドーすごい! シドーありがとう! と。
そしてナイスヒゲにもこのことを教えないとと言います。しかし動かないなこの人。シドーが自分で行かにゃならんのか。本当に人使いの荒いチャンピオンだ


とりあえず、ポケモンセンターに行ってギラティナの性格を見てみます。
生意気で暴れることが好き。何て図鑑どおりな奴なんだ貴様。


さて、現実世界に戻ったらどこへ行くべきか?
そう! ギンガ団アジトだ!!(お前な)
あーっと、あれはギンガ団幹部、クロワッサターン! 早速突撃!

クロワッサターン「お前か……」
シドー「よぉ、ただいま」
クロワッサターン「聞いたぞ、やりのはしらでのこと」
シドー「……誰にだ?」
クロワッサターン「あの人……アカギ様は、心という不完全な存在を憎んでいた」
シドー「そうだな」
クロワッサターン「そのくせ、熱い言葉で他人の心を自在に操るという矛盾を見せる」
シドー「演説の天才だな、アイツは」
クロワッサターン「わたしはそれが気になり、あの人が何をするのかそばにいて見定めようとしていた」
シドー「そうか……お前、気づいてたのか」
クロワッサターン「だけどそれも終わった……。心のない世界など誰が望むというのだ!?」
シドー「……アカギの奴、いい部下を持ってたみたいだな。

    ……おい、クロワッサンよぉ。これ見てくれ。マスターボール。アイツがアジトでオレに渡したんだ。
    オレが邪魔するってことはわかりきってたくせに。おかしな奴だよな。
    他にも、湖の奴らをわざわざ逃がしたり、遺伝子のこと教えてくれたり……。

    ……なあ、思うんだが、アイツ、本当は止めてほしかったんじゃねぇのか?
    ギラティナは予想外だったと思うが、ディアルガかパルキアどっちかを捕まえてもらいたかったんじゃ……。
    やりのはしらでアイツ言ってたんだ。
    『精神のシンボルとされる湖の3匹がそろってこそ、時間、空間のポケモンどちらか1匹とバランスが保たれる。
    だが、ディアルガとパルキアの2匹が同時に現れてはどうすることもできないだろう』
ってな。
    それって裏を返せば、どっちか一方でも捕まえれば、アイツの計画は失敗だったってことだろ?
    この言葉、アイツ、わざわざオレに向かって言ったんだぜ。
    アイツ……アカギの奴……本当は、心のどこかで……」


クロワッサターン「さて、これからどうする……? やりすぎはよくない。そのことは教えられたからな」
シドー「……オレもちょっとはお前らの役に立ったのかね」
クロワッサターン「ウソだったコマーシャルだが、本当に新しいエネルギーでも探してみるか」

シドー「ああ……それもいいと思うぞ」

畜生クロワッサターンの奴かっこいいじゃないか!(それでも呼び方は変えない久方)
そう言えばマーズとジュピターと何かたくらんでそうだったプルートはどこ行ったんだ?
あ、それをいうなら、アカギさん失踪しちゃったけどヘンサムはどうなるのかね?

それはともかく、相変わらずの徒歩でマサゴタウンに到着。
研究所へ入ると目の前にナイスヒゲとヒカリちゃんが。シドーをほめたたえます。見てもないのによく興奮できるもんだ。
というかこの人60歳なのよね。自分にはもっと歳に見えるんだが……。アカギさんといい、ちょっと年齢が……。

湖のポケモンたちも元の場所に戻ったそうで。
ああ……また始まるのか……あの地獄の鬼ごっこが……。


日記のテンションも多分次回辺りから戻ります。多分。
それでは今日はこの辺で。



主人公:シドー(♂)
 現在のパーティー
 ・イフリート(ヒコザル/♂/Lv.54)
 ・アマダット(ロゼリア/♂/Lv.54)
 ・ケルピー(ブイゼル/♂/Lv.54)
 ・アレス(ラルトス/♂/Lv.54)
 ・ラミエル(ロトム/?/Lv.54)



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