Chapter−11:とうぞくジュプトル ギルドへ着くと、みんなお尋ね者の掲示板に群がっていました。 時の歯車がまた盗まれたそうで。しかもよりによって、霧の湖のものだとか。 ヨノワール「ちょ、ちょっと待ってください! わたしよくわからないんですが……。 霧の湖に時の歯車があるなんて……わたし初めて聞きました。 そもそも今回のギルドの遠征は……霧の湖への遠征は失敗したんじゃなかったのですか?」 困惑するヨノワールさん。そりゃそうだよね。 申し訳なさそうに謝る親方様。 ユクシーは保護され、犯人がジュプトルだとようやくみんな知りました。 それにしても、このポスターのジュプトル結構イケメンね。 親方様の怒りのたあーっ! が炸裂。ギルド総出でジュプトルを捕まえることに。 ヨノワール「プクリンさん。大体の事情はわかりました。ジュプトルの捕獲……わたしもお手伝いしましょう!」 うーん、やっぱりヨノワールさんにとってはまたとないチャンスだよね。 ヨノワール「こちらこそよろしくお願いします!」 とか言ってるけど、これってちょっと違う意味にも取れそうだ。自分の目的のためにとかそんな。 親方様とペラップで段取りを決めるそうで、ミンティアはとりあえずトレジャータウンへ行くことに。 ヨノワールさんもトレジャータウンに。 ヨノワール「わたしもジュプトル捕獲に協力します。みんなで力を合わせてジュプトルを捕まえましょう。」 でも実はみんながヨノワールに協力してるっていうこの不思議。やるなぁヨノワールさん。 カフェで飲んでいるとパラセクトから卵をもらいました。あちらのお客様からって……何その何かバーみたいな感じ。というか何がそのパラセクトのお気に召したんだ。 準備完了してギルドへ。 ヨノワールさんにも協力してもらって、時の歯車のありそうなところに目星をつけたそうで。ヨノワールさんずっとトレジャータウンにいたのに……いつの間に……。 ミンティアは北の砂漠へ行くことに。ギルドで仕事組はお留守番です。 みんなが散らばっていった後、ヨノワールさんがこちらへ。 ヨノワール「北の砂漠は広く、砂嵐も厳しいところです。気を付けて行ってきてください!」 ヨノワールさん……! (感激) でもゴメン。ちょっと依頼リストいっぱいだから整理してから行くわ。 整理中にオムナイト♂・オウムガイ、ネイティ♂・コトリを仲間に。 じゃ、砂漠へ行きますか。 ―きたのさばく― サンド♂・アルマジロ、ヨーギラス♂・ミニゴジラ、ヤジロン・ヤジロベエ、カラカラ♂・ホネ、サボネア♂・サボテン、マスキッパ♂・ハエトリ、ナックラー♀・アリジゴク、ノクタス♂・カクタス、サイホーン♂・サイを仲間に。 砂嵐ウザいなあ。砂嵐ウザい。あー「すながくれ」ウザい。マジで。 そしてミサイルばりも相当鬱陶しいです。あうう。 奥地まで来ましたが、大きな流砂以外は何もなし。 しかし、ツクヤミはここにも来たことのある感覚が。 タカハルに押されて帰ります。 他の仲間たちの調査したところにも何もなかったようです。 ビッパは水晶をお持ち帰りしたようです。自分も欲しい。そんなに怒ることないじゃないかダグトリオ。 ペラップ「ヨノワールさん。残念ながら……どうやら探索は皆空振りに終わったようですね。」 ヨノワール「うーん。困りましたね……。調べる場所としてはいいセンいってると思ったのですが…… わたしの知識不足ですね。申し訳ないです。」 ペラップ「と、とんでもない! そんなことないですよ〜〜っ! ヨノワールさんの知識があるからこそ、今回の作戦も立てられたんですよ!?」 ヨノワール「でも失敗だったのは事実です。 ただ、まあ、ここでがっかりしても仕方ないですし……明日からまた違う作戦を考えなおしてみましょう!」 ペラップ「はい! 頑張りましょう! よろしくお願いします♪」 はぁ……。謙虚だわヨノワールさん……。 翌朝、ペラップとヨノワールさんで新しい作戦を考え中なので、それまで自由に探索してくれと。 ツクヤミは、昨日自分が流砂の前で感じた違和感のことをタカハルに話します。 タカハルはそれを信じて、流砂の地へ行ってみようと。 ヨノワール「すみません。もう少ししたら次の作戦が立てられると思いますので…… それまでは自由に探索してきてください。お願いします。」 あぁ、ヨノワールさんがギルドに居座っているというこの幸せ……たまりません(そろそろヤバい) でも例によって先に横道なんだ。 翌朝も相変わらず作戦決まらず。 ヨノワール「みなさん。今、時の歯車がありそうな場所を調査してるのですが…… なかなかこれといったところに絞り込めていない状況です。」 ペラップ「すまんがそんなワケだ。なのでみんなは今日も各自自由に探索してくれ。」 ヨノワール「すみません。本当に。」 途中ナマズン♀・ナマズを仲間に。 それでは行きましょうか、流砂の地。 相変わらず流砂しかない場所。しかしやはりツクヤミはここに来たことがあるような気が。 そして思いつき、流砂の中へ入ることに。タカハルも、初めての探検のことを思い出して流砂の中へ飛び込むことに。 流砂の中は大きな空洞でした。 そして先へ進むことに。 ―りゅうさのどうくつ― サンドパン♀・トゲマジロ、ツチニン♂・セミノコ、スコルピ♀・サソリを仲間に。 それにしても砂がくれマジうぜぇ。 ほんのりと苦戦しつつ中間地点へ。 あー、やっぱ砂嵐って嫌いだわ。 奥地でクチート♂・アザムキ、ヒポポタス♀・カバを仲間に。 バンギラス……ヒポポタス……貴様ら……。 でもヒポポタスのドット絵かわいいんだよな……。 ちていのみずうみに到着。 湖の中には時の歯車の光が。近寄ろうとすると辺りが暗く。 そして気丈なオンナノコ、エムリットが湖の中から登場! まさかそこから来るとは……。 そしてバトルに。 「ねむる」をされましたが、回復される前に倒しました。 エムリットはユクシーからテレパシーで、時の歯車を盗みに来たやつがいることを聞いていたそうです。 それは自分たちじゃないよ、とタカハルが主張するも聞かないエムリット。 そこに声が。 「それは多分……オレのことじゃないかな。」 そしてとうとう登場ジュプトル兄さん! ジュプトル「悪いが……時の歯車は頂くぞ。」 そしてツクヤミとタカハルを弾き飛ばすジュプトル。しかしどかないエムリット。 ジュプトル「…………。そこをどいてくれ。」 エムリット「イ、イヤよ! 時の歯車は渡さないッ!」 ジュプトル「…………。ならばしかたながない。」 そう言ってエムリットをたたきのめすジュプトル。アンタ、手負いのオンナノコなのに容赦ないのね。 ジュプトル「オマエは先ほどの戦いで……すでに相当ダメージを負っているハズだ。無理をするな。」 兄さん、それ、完璧に悪役のセリフや。 時の歯車へ近寄ろうとするジュプトルに、タカハルが声をかけます。 タカハル「その先は行かせない! 時の歯車はとらせないぞ!」 ジュプトル「…………そうか。悪いな。」 そして再びミンティアを弾き飛ばすジュプトル。それにしてもアンタ沈黙の時間長いわね。他の奴らの倍よ点の数。 ジュプトル「オマエたちに恨みはない。勘弁してくれ。時の歯車は……もらっていくぞ!」 そう言って湖に飛び込むジュプトル。 疑ってごめん、とツクヤミとタカハルに言うエムリット。 辺りが揺れ、エムリットが早く逃げなきゃ、と。 あっという間に辺りが灰色に染まっていきます。力を振り絞って逃げる3匹。 これ、一番近くにいたジュプトルが真っ先に固まるんじゃね? それにしても、ジュプトルってさ、誰にも事情を説明しなかったのが問題だと思うのよね。 信じる信じないはあったと思うけどさ……だからヨノワールさんに立場とられちゃったんだよアンタ。 さて、それではこのチャプターも終わりなので、次へ向かうとしましょうか。 それではこの辺で!
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