―”Pokemon Dungeon of Mystery:Sky Exploring Party”Play diary―
#15.未来世界へれっつらごぅ!!


 さて、Chapter−13の続きからです。


 ジュプトルはヨノワールさんに任せ、ミンティアはとりあえず普通に依頼をこなすことに。
 いやぁ、カフェはいつもと変わってなくて和みますなぁ。

 途中、アリアドス♂・アリアドネ、アゲハント♂・アゲハを仲間に。


 その夜、タカハルはツクヤミに、ヨノワールとジュプトルのことには驚いたよね、と話しかけてきました。
 そして早く捕まればいいね、と。


 翌日も普通に依頼。
 自分もヨノワールさんとジュプトルの戦い見物に行きたいです。

 依頼をこなす前に、ツクヤミに「しぜんのめぐみ」を忘れさせて「のしかかり」を覚えなおしました。
 だってさ……あまりにも威力が……。特攻低いから……。
 というか攻撃が異常なだけだけどさ……。

 とりあえず普通に依頼を。
 何かそろそろ倉庫の容量がヤバそうです……。


 その夜。タカハルがまた、未来からポケモンが来るなんて驚きだよね、と。
 ツクヤミはふと、ジュプトルやヨノワールのいた未来世界はどんな所なのだろう、今みたいに平和なところなんだろうか、と考えます。
 うーん……。ツクヤミが言うとちょっとぐっと来るね……。ああ、記憶ないんだよなぁ……と。


 翌朝。
 いつも通り仕事を、とペラップが言おうとするとサイレンが。
 ジュプトルの捕獲に成功した、と。そしてヨノワールさんはジュプトルを連れて未来へ帰ると。衝撃を受けるギルド一行。
 トレジャータウンに時空ホールというものを開いたので、帰る前にお別れをしたいとヨノワールさんが言っているそうです。


 そしてトレジャータウンへ。
 そこには保安官にユクシー・エムリット・アグノムなどなどのポケモンたちが。ヨノワールさんはまだいません。
 ビッパが時空ホールに近づこうとすると、保安官がここに入ったら未来へ飛ばされるから注意しろ、と。しかし怪しい感じだよな。時空ホール。

 そこにヨノワールさんが縛ったジュプトルとヤミラミ2匹を連れて登場。
 正直、初めて見た時の感想はヤミラミ、お前どっから出てきた?だったんですが。

ヨノワール「皆さーん! 今日は皆さんにいい報告があります。
       この度ようやく……ようやくこのジュプトルを……捕まえることができました! (拍手)
       これも皆さんが協力してくれたおかげです! ありがとうございました!  (拍手)
       ジュプトルは見ての通り凶悪なポケモンです。皆さんの世界の平和もこれで守られるでしょう。」

ジュプトル「!! …………!! !!――――っ!!」
タカハル「ジュプトル……口を縛られてるみたい……。あれじゃ何もしゃべれないよね。」

 いやいや、それが多分狙いですから(お前な)
 それにしても、ヨノワールさんもなかなかなこと言いますよね。こう見ると。

ヨノワール「しかし……同時に悲しいお知らせもあります。それはわたしも未来へ帰らねばならないことです。
       皆さんとは……ここでお別れです。」
ヘイガニ「やっぱりそうなのかあ……。ヘイヘイ……。」
ビッパ「か…悲しいでゲス……。もっといろいろ教わりたかったでゲス……。」
ヨノワール「ユクシーさん、エムリットさん、アグノムさん……。あとのことはお任せしました。」
アグノム「うん。」
エムリット「わかってるわ。」
ユクシー「取り返した時の歯車は、私たち3匹が手分けして……必ず元の場所に戻します。」

ヨノワール「よろしくお願いします。」
保安官「イロイロト アリガトウゴザイマシタ。オカゲデ タスカリマシタ。」
ヨノワール「いやいや。こちらこそ本当にお世話になりました。これからも平和のために頑張ってください。」
保安官「ハイ! マカセテクダサイ!」
ヨノワール「では。そろそろ……。」


 ヤミラミによって、時空ホールへ突き落されるジュプトル。それを追っていくヤミラミ。
 それはともかく、ヨノワールさんと保安官とのやり取りが、現代の保安官と時空警察すみませんこっちは他人のネタですね、当サイト的には「時の護役」との会話っぽくて何かいいですね。

ヨノワール「それではみなさん……名残惜しいですが……。」
キマワリ「うううっ……さみしいですわ……。」
ディグダ「うう……また会いたいです……。」
ペラップ「うわ――――――――ん! ヨノワールさ――――ん! うわ――――――――ん!」


 もうね、全員涙目なのがミソなのよ。
 時空ホールへ向かおうとし、ふと止まるヨノワールさん。
 さあ、来るぞ来るぞ……!

ヨノワール「……そうだ。最後に……。最後にぜひ挨拶したい方が……。
       タカハルさん。そしてツクヤミさん。」


 ……ごめん。自分さ、救助隊の頃からずっと気になってたことがあるんだ。
 何でこういう時ってさ、絶対パートナーの名前から先に呼ぶの?
 状況的にツクヤミからじゃないかどう考えても……。リーダーも主人公なんだし……。
 でもまぁいいんだ……。そろそろあのシーンだから……!

タカハル「ボクたちだよ。行こう。」

 そう言ってヨノワールさんの前に進み出るツクヤミとタカハル。

タカハル「これでお別れだね……。ヨノワールさん……。
      今まで本当に……本当にありがとう!」

ヨノワール「………………。これで……お別れ…か……。」

 そして突如、ずっと鳴り続けていた癒し系BGMが止まります。


ヨノワール「それはどうかな?」


 きたあぁぁぁぁぁ!!
 もうね、この突然BGMがピタッと止まって急展開するこの流れ! ヨノワールさんの突然のこの発言! たまりません!!

タカハル「えっ!?」

 ヨノワールさんの腹の口がぐばぁっと開き、そして始まる怪しげなBGM!

ヨノワール「別れるのはまだ早い!」

 ツクヤミとタカハルの体をつかむヨノワールさん。ちっちゃくてよかったね!

タカハル「うわっ!」
ヨノワール「オマエたちも……オマエたちも一緒に来るんだッ!!」

 そう言ってヨノワールさんは、ツクヤミとタカハルをつかんだまま時空ホールへ!
 タカハルの叫び声を残し、時空ホールは消えてしまいました。
 唖然とするポケモンたち。


 それにしても、未来へ渡る途中、ヨノワールさんもくるくる回ってるのが何かウケる。



   Chapter−14:未来世界へ


 意識の遠のくツクヤミ。

 外は暗闇。壊れた塔の中で、ヨノワールさんが語りかけます。

ヨノワール「お待たせいたしました。ディアルガ様……。
       少し苦労はしましたが……ようやく……捕まえることができました。」


 闇の中で光る赤い瞳。
 いやぁ、闇のディアルガかっけぇ。

グルルルルルルルルルル……。
ヨノワール「…………。十分心得ております。歴史を変えようとするものは……消すのみ。
       すぐに排除します。」
グルルルルルルルルルル……。
ヨノワール「……わかりました。必ず……。では。」


 いやぁもう、かっけぇです。
 ヨノワールさん素敵です。まさに腹心の部下という感じがたまりません。


 タカハルがツクヤミを起こします。
 目が覚めると、どうやらそこは牢屋。鉄格子の扉がはまっています。
 調べてみてもやはり開きません。
 それにしても未来のBGMかっけぇなぁ。

 タカハル、未来に来たということに気付き困惑。超慌てています。
 まぁそりゃそうだと思う。それにしてもツクヤミは落ち着きすぎだろう。だから。

 その時、牢の扉が開いてヤミラミが4匹入ってきました。
 てっとり早く目隠しをされてどこかへ連れて行かれます。ヤミラミもこう見ると結構乱暴だったんだなぁ。そりゃそうだけど。
 そして目隠しを外されると、全身をロープでぐるぐる巻きにされていました。
 そばの柱に縛られているツクヤミを見て、よかった、というタカハル。そこに声が。

「フンッ! これからどうなるかもわからないのに……随分とのんきなんだな。」
タカハル「えっ!?」
ツクヤミ(確か今、こっちから声が……)

 そこには同じく縛りつけられたジュプトルが。
 アンタも十分落ち着いてるよ。

タカハル「ジュ、ジュプトル――ッ!!」
ジュプ兄「オマエたち。ここがどこだか知ってるのか?」
タカハル「し、知らないけど……。」
ジュプ兄「ここは……処刑場だ。」
タカハル「ええ――――――っ!? しょ…処刑場だってぇーっ!?
      ちょっと待ってよ。ジュプトルが処刑されるのはわかるよ? でも何でボクたちが!
      ボクたち何もしてないよ?」

ジュプ兄「フン! そんなのオレの知ったことか。 どうせろくでもないことやっちまったんじゃないのか?」 タカハル「何だとっ! ボクたち、悪いことは何もしてないぞ!
      アンタと一緒にしてほしくないよ!」

ジュプ兄「どっちでもいい。そんなこと言ってる間に、ホラ……おでましだ。」


 この時はタカハル、まだまだジュプトル兄さんに厳しいわね。そりゃそうか。
 辺りが明るくなり、ヤミラミ達が6匹登場。

タカハル「わわっ! アイツらは!?」
ジュプトル「ヤツらは処刑場の執行人であり……そして……ヨノワールの手下だ。」
タカハル「ええ!? ヨノワールさんの!?」


 そこにヨノワールさん登場。

タカハル「あ! ヨノワールさん!」
ヤミラミ「ヨノワール様。3匹を柱に縛りあげました。」
ヨノワール「よろしい。」
タカハル「ヨノワールさん! ボクだよ! タカハルだよ!」
ヨノワール「ではヤミラミたちよ。これから3匹の処刑を始める。」
タカハル「ええ――――――っ!?」
ヨノワール「それでは……処刑準備、用意!」
ヤミラミ達「ウイイイ――――――――ッ!」

 ヨノワールさん……本当に冷酷ね……。タカハルの声が聞こえてないわけじゃあるまいに……。これもある種プロ、ってことか。
 それにしても、ヤミラミが片目を光らせるたびに笑える。

タカハル「ちょっと待ってよ! ヨノワールさん! 一体どうしちゃったの!?
      ボクたちどうしてこんなことに!」
ジュプ兄「アイツに何を言ってもムダだ! それより……
      ……(ここからはアイツらに聞かれないように小さな声で話せ。)」

タカハル「うぐっ……(ち、小さな声で?)」
ジュプ兄「……(オマエたち。もしオマエたちも生き残りたかったら……)
      ……(オレに協力するんだ。)」

タカハル「……(ええっ? ……ジュ、ジュプトルに?)」

ジュプ兄「……(迷っているヒマはない。このままだとここでくたばるだけだぞ。)
      ……(おい! そこのオマエ!)」


 はい、ずっと空気だった主人公ようやく登場です。

ツクヤミ(……!!)
ジュプ兄「……(教えてくれ!)……(オマエは今何が使える!?)」
ツクヤミ(えっ? 何が使えるって? そんなこといきなり聞かれても……。えーと……ど、どうしよう……。
      道具を使う)
ジュプ兄「……(違う! 道具じゃダメだ!)……(オレたちは縛られて身動きが取れない!)
      ……(一瞬でいいから使えるものがいい!)」

ツクヤミ(ううっ……そんなこと言われても……。えーと……、技を使う)
ジュプ兄「……(技か。それもいいが……)……(いや。ダメだ!)
      ……(オレたちは縛られて身動きが取れない!)……(一瞬のスキに使えるものがいいんだ!)
      ……(ハデなものじゃなく、もっと基本的なものはないのか?)」

ツクヤミ(ううっ……そんなこと言われても……。えーと……、攻撃)

ジュプ兄「……!(それだ! それでいい!)」
タカハル「……(攻撃ならボクもできるよ!)」
ジュプ兄「……(よし!)」

 しばらく空気になっていたタカハル登場。

ヤミラミ「処刑の準備ができました!」
ヨノワール「よろしい。しかし最後まで油断するんじゃないぞ。特にジュプトルにはな。」
ヤミラミ達「ウイイイ――――――――――ッ!」
ヨノワール「では……始めろ!」
ヤミラミ達「ウイイイ――――――――――ッ!」


 ツクヤミ達の元へじりじりと近寄ってくるヤミラミ。

タカハル「……!(わわっ! こっちに来たよ!)」
ジュプ兄「……(よく聞いてくれ。)……(ヤミラミ達は処刑の時、じゃあくなツメを使う。)」
タカハル「……!(ひぇっ! 何だか怖そう!)」
ジュプ兄「……(ただ、そこに突破口がある!)
      ……(ヤミラミ達はみだれひっかきを無差別に繰り出す。しかしその時……)
      ……(その攻撃がひとつでもオレたちを縛っているロープにヒットすれば……)」
タカハル「……(そっか! ロープが緩むかも!)」
ジュプ兄「……(そうだ! そしてその瞬間、攻撃を繰り出して脱出する!)」
タカハル「……(で、でも……)……(もしみだれひっかきがロープにヒットしなかったら……)
      ……(それよりも、もしヤミラミ達がみだれひっかきを使ってこなかったら? ……。)」

ヤミラミ達「ウイイイ――――――――――っ!」
ジュプ兄「その時は! オレたちはおしまいだッ!!」


 そして繰り出されるみだれひっかき。

タカハル「うわああああっ!」
ツクヤミ(うぐぅ!)

 ちょ、ツクヤミ! 何だ「うぐぅ」って!!

ジュプ兄「た、耐えるんだ! チャンスが来るまで!」
タカハル「でもこのままじゃ……チャンスが来る前にやられちゃうよ!」

 しかしその時、ロープに亀裂が。

タカハル「あっ!」
ツクヤミ(ロープに亀裂が!)
ジュプトル「今だ! 攻撃を繰り出すんだッ!!」
タカハル「いっけぇぇ――――――っ!!」


 ロープから飛び出し、ヤミラミ達に攻撃を繰り出すツクヤミ達。
 一撃で2匹くらい弾き飛ばすとはさすがだなぁ。

ヤミラミ「ぐわぁっ!」
ヨノワール「な、何事だ!?」
ジュプ兄「それっ!」

 ジュプトルが懐から球を取り出し叩きつけると、辺りが真っ白な光に包まれました。

ヤミラミ「うわあああぁぁ! ま、まぶしいっ!!」
ヨノワール「うろたえるな! ただのひかりのたまだ! すぐに元に戻るッ!」

 しかし光が止むと、そこにツクヤミ達の姿はなし。慌てるヨノワールさんとヤミラミ達。

ヨノワール「し、しまった! ジュプトルめ!
       ひかりのたまのフラッシュのみ利用してこの場から逃げたな! 逃がすものか! 行くぞ!」

ヤミラミ達「ウイイイ――――――――――ッ!」

 それにしても説明くさいセリフである……。怪しいなあ。
 多分これ、ヨノワールさん知ってたよね。逃げてないこと。
 そして地面から出てくるジュプトルとツクヤミとタカハル。

タカハル「げほっ! げほっ! 土が口の中に……。」
ツクヤミ(た…助かったのか……。しかしジュプトルはあなをほるが使えるのか……。いろんな技を持ってるんだな。)
ジュプ兄「とりあえずはしのいだが……キケンが去ったワケではない。早くここを脱出しよう。」


 チャプターはまだ続きますが、そろそろいい感じなのでここで切ります。
 それではまた次回!



名前/ポケモン/Lv. ツクヤミ/チコリータ♂/Lv.41 タカハル/ヒノアラシ♂/Lv.41
HP 137 135
攻撃/防御 110/62 72/64
特攻/特防 82/60 64/64
たいあたり たいあたり
はっぱカッター でんこうせっか
しぜんのめぐみ ふんえん
タネマシンガン かえんほうしゃ
かしこさ ☆☆と半分 ☆と半分






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