―”Pokemon Dungeon of Mystery:Sky Exploring Party”Play diary―
#24.信頼しています。今も昔も


 さぁ来ましたよー!! このプレイ日記のメインイベント!! のっけからテンション高いな!
 さあ、それでは参りましょう!



  星の停止を食い止めるため未来からやってきたジュプトルは……
  時の歯車を集め……
  ツクヤミやタカハルとともに……
  ディアルガのいる時限の塔を目指した
  だが――



ヨノワール「歴史は……歴史は変えさせんッ!!」
ツクヤミ(うわっ!)
ジュプ兄「うぐぐぐっ!」
ツクヤミ(ジュ…ジュプトルッ!)
ヨノワール「ツクヤミをかばったのか! ジュプトルッ!! しかし今の攻撃で大分ダメージを負ったはず!
       ちょうどいい! オマエから始末してやるッ!」
ジュプ兄「うお…うおおおおおおおおおっ!」
ヨノワール「な、何をするッ!?」
ジュプ兄「うぐぐっ…ヨノワールッ!! このまま……このままキサマとともに……未来へ帰るんだ!!」
ヨノワール「な……」
ツクヤミ(何だって!?)
ジュプ兄「ツクヤミ! 後は頼んだぞ!」
ヨノワール「ぬっ! あれはっ!」
ツクヤミ(時の歯車!)
タカハル「みんな! 虹の石舟が動いたよ! ど…どうしたの!?」
ジュプ兄「タカハル! ここでお別れだ! オレはヨノワールを道連れに……未来へ帰る!」
タカハル「ええっ!? な、何だって!?」
ジュプ兄「もうここへは二度と戻れないだろう。ツクヤミのことを……頼んだぞ!」
タカハル「そ、そんな! それにジュプトルの代わりなんて……ボクにはできないよ!」
ジュプ兄「やるんだ。そしてタカハルならできる。オマエたちは……最高のコンビだ。」
ヨノワール「ぐおっ、放せッ! 放すんだアッ!」
ジュプ兄「もう少しだ! 静かにしてろッ! ツクヤミ!
      じゃあな。ツクヤミ。オレはオマエに会えて幸せだった。別れは辛いが……後は頼んだぞ!」

ツクヤミ(ジュ…ジュプトル!)
ジュプ兄「待たせたな! ヨノワールッ!!」
ヨノワール「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」


  自分の使命を仲間に託し……
  未来へ去っていたジュプトル


タカハル「ううっ……ジュプトル……。どうして……。」
ツクヤミ(ジュプトル……。)


  それでもツクヤミとタカハルは……
  必死に悲しみを飲み込み……


タカハル「ツクヤミ! ジュプトルのためにも行こう! 時限の塔へ!」


  託された思いを胸に……
  最後の冒険に挑むのであった

  しかしその一方……
  ヨノワールを道連れに未来世界に帰って行った……
  ジュプトルは――




   Special Episode−5:あんこくのみらいで



 畜生、製作者最初から本気出しやがった……(ボロ泣き)


 これまでに何度も出てきた、時の止まった未来の画像。

ジュプ兄「…………。………………。……ううっ……。」

 そこには倒れている兄さんとヨノワールさんが。うわぁぁぁ久しぶり! 会いたかった! 愛してる!!(落ち着け)

ジュプ兄「ううっ……ううっ……。ううん……。」

 起き上がる兄さん。まだ倒れているヨノワールさん。

ジュプ兄「……ヨノワール……。ここは……未来なのか? オレは……また帰ってきたのか……。
      この……暗黒世界に……。
      ……しかし……オレもヨノワールも消滅せず……未来も暗黒のまま……ということは……
      歴史は……歴史はまだ変わっていないのか……。
      もしかして……ツクヤミ達は時の停止を食い止めるのに……失敗したのか……。」


 兄さん!? 信頼してないの!?

ジュプ兄「……いや。そんなことはない。まだこれからということだって考えられるではないか。
      歴史が変わった影響はもうしばらくしてからこの世界に出始めることだってありうるだろう……。
      とにかく……今はそれを信じるしかない。
      ツクヤミ……タカハル……頼む……やり遂げてくれ。
      オマエたちを信じて……オレもやれることをやるだけだ。」


 うーん、タイムパラドックスって難しいけどさ、でも過去の時間と未来の時間の流れが同時並行してることはないよねぇ?
 まぁそうでなければ、ツクヤミと兄さんが過去に行ったその瞬間に未来消滅するわけだしなぁ。
 うーん、難しい。

 その時、兄さんが苦しそうにうずくまりました。うわぁドット細かい。かわいい。素敵。

ジュプ兄「ぐっ……ヨノワールと戦った時の傷が痛む……。」

 ところで当のそのヨノワールはまだ起きてないんですが。

 そこにヤミラミが登場。ちなみにヨノワールさんはまだ倒れています。

ジュプ兄「ヤ…ヤミラミ!」
ヤミラミ「ウイィィィ〜ッ!? ジュ…ジュプトル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?」

 やっべぇ、ヤミラミの顔グラ超可愛い。
 ヤミラミは慌てて逃げ出しました。

ジュプ兄「……もう見つかってしまったか……。ここもすぐに離れたほうがよさそうだな。」

 その時、ようやくヨノワールさんが起き上がりました。
 って、チョットマテ!!
 何この顔グラ!! 何この半泣き!! 超かわいい!!
 思わず写メってしまった! ああもう素敵だなぁヨノワールさん!!

ヨノワール「うぐぐっ……。」
ジュプ兄「……! (ヨノワール!)」
ヨノワール「うぐぐっ……ジュプトル! ジュプトル! きさまぁぁぁぁッ!!」


 兄さんに襲いかかろうとするヨノワールさん。しかし兄さんの元へ行く前に倒れてしまいます。
 あぁ……このドットも素敵だ……。

ヨノワール「うぐッ!!」
ジュプ兄「オマエもオレたちとの戦いで相当なダメージを負っているはずだ。無理をするな。」
ヨノワール「お、おのれ! ジュプトル!! うぐッ……うぐぐッ……。こ…ここは……未来なのか……。」


 今さらですなヨノワールさん。

ヨノワール「やはり帰ってきてしまったのか。わたしは……この世界に……。………………。
       ……クッ……ククククッ……。結局……結局、わたしは負けたのか……オマエたちに……。
       わたしはジュプトルやツクヤミたちを……阻止することができなかったのだ。クククッ……。」

 うわぁ、ヨノワールさん自嘲し始めましたよぅ。

ジュプ兄「…………。」
ヨノワール「……でも……どうしてだ……。
       わたしは消えたくない……。ただ消えたくないだけなのだ……。」


 あぁ、やっぱり原作のヨノワールさんはそういうことですよね。うん、わかってた……。
 うん、いいんだ。「ヨノワールさんが未来世界を『護る』ために戦ってた」って言ってくれないかなーなんて変人の自分が思ってただけですからね。うん。

ヨノワール「それなのに……どうしてオマエたちは……。」
ジュプ兄「オマエも過去の世界を見ただろう? 日が昇る素晴らしさを。そよ風の安らぎを。
      心が歪むこの暗黒世界に未来はない。オレだって消えたくなんかないが……
      でも、それも歴史を変えるさだめならば……仕方がない。
      オレたちが消えても……これから未来に生きる者のためになるのなら……
      全てはこれから授かるであろう……新たな命のためなのだ。」

ヨノワール「新たな命の……ために……。」
ジュプ兄「星の調査団により、心が暗黒に染まらなかった者たちの……全ての意見は一致している。
      この暗黒世界を変えることをな。みな覚悟の上でのことなのだ。オマエもいい加減あきらめろ」


 ……ん? 『星の調査団』? 何それ?
 何か今さらっと、超重要な情報でてきましたよね?
 えーっと何、つまり兄さんは『星の調査団』とやらに加盟しているってこと?
 それは何か心が闇に染まらなかった奴らってこと?
 んー……。何かよくわからんなぁ。もっと詳しい情報がほしい。特にヨノワールさんとの関係(お前な)

 そして兄さんは奥の洞窟へ進もうとしました。

ヨノワール「どこに行く。」
ジュプ兄「先程ヤミラミに見られた。オマエが倒れてる時にな。
      オマエの失敗も……じき、闇のディアルガに伝わるだろう。
      そうなると闇のディアルガは次の手段に動くはずだ。
      しかし、過去の世界にまた新たな刺客を送り込むには……
      ディアルガ自身、パワーを蓄える時間が必要なはずだ。
      だから……その間に叩く。時限の塔に行き……闇のディアルガをな。」


 おぉう、兄さんすごいこと言ったな。「その間に叩く」か。何だかんだ言ってガラ悪いよね兄さん。

ヨノワール「ディアルガ様に勝つつもりなのか? オマエもわたしとの戦いで手負いのはずだ。
       万全の状態で挑んでもわからんのに……今のオマエが行ったところで勝てるワケがないだろう。」
ジュプ兄「オレも勝てるなんて思っちゃいない。」
ヨノワール「何ッ?」
ジュプ兄「ツクヤミたちが歴史を変えるまで……歴史を変えた影響がこの暗黒世界にも出始めるまで……
      それまで時間が稼げればいいと思ってるだけだ。じゃあな。」


 兄さんの口癖って「じゃあな」なのか?
 それはそうと、さっさと洞窟の奥へ行ってしまう兄さん。取り残されたヨノワールさん。

ヨノワール「そ…そんなことはさせんぞッ!」

 うわぁぁ、ヨノワールさん忠誠心篤いなぁ……。何かグッとくる……。
 兄さんを追いかけようとするも、傷が痛んで倒れてしまうヨノワールさん。あぁ顔グラかわいい(お前な)

ヨノワール「うぐっ! くそッ! 体が言うことを聞かんッ! だがッ! ジュプトルの好きにさせてたまるかッ!」

 そう言ってのろのろと兄さんのあとを追うヨノワールさん。あぁ……素敵だ。


  ―こかつのたに―

 というわけでようやくダンジョンです。BGMかっけぇ。
 兄さん単騎で進みます。ええ、道具無しです。すごく辛いです。
 幸いなのはダンジョンが短いことと、兄さんの技がそこそこ強いってことですかね。さすが兄さん。
 にしても、「みだれひっかき」をこれほど脅威に感じたことはなかったです。

 すぐ抜けるかと思ったらまさかの中間地点。でもこれは製作者の優しささきっと。

ジュプ兄「だいぶ奥まで来たな。もう少しだ。」

 というわけで奥地へ。
 ドンカラス怖えぇぇ! 「つばさでうつ」マジ怖ええぇぇぇぇ!!
 は、早くヨノワールさん助けに来て……。……あれ、これってそういう話だよね? 助けてくれるんだよね? また最初っから最後まで追いかけっことか言わないよね?


 そして最奥へ。

ジュプ兄「そろそろ抜けられそうだな。時限の塔までまだ距離はある。急ぐぞ。」

 兄さん相変わらず独り言多いわね。
 と、その時。

ヨノワール「ジュプトル!!」
ジュプ兄「やはり追ってきたか。ヨノワール。しかし戦うつもりか? その体で。」
ヨノワール「クッ、手負いなのはお前も同じだろうが。」


 あ、あれ、ヨノワールさん、口調口調!
 しかしこのセリフ、過去の世界での立場が逆転したみたいな感じですね。

 と、その時ヤミラミが。

ヤミラミ「ジュ、ジュプトルッ!」
ヤミラミ「いたぞ! あそこだ!」
ヤミラミたち「ウイイイ――――――――ッ!」


 前方からヤミラミが4匹やってきました。相変わらずこいつらかわいい。すき。

ヨノワール「フフフ……フハハハハハッ! ジュプトル! 残念ながら状況が変わったな!
       ヤミラミたちよ! いいところに来た! ジュプトルを倒すのだッ!」
ヤミラミたち「ウイイイ――――――――ッ!」

 そしてヤミラミが瞳を光らせ、兄さんに斬りかかります。お、何かカッコいいぞヤミラミ。

ジュプ兄「くッ!」

 しかしその時、ヤミラミがヨノワールさんに斬りかかってきました。驚くヨノワールさん。

ヨノワール「な…何をするッ!?」

 そしてまたもや斬りかかられ、その場に伏せるヨノワールさん。

ヨノワール「ぐッ……ど、どうしたのだ!? なぜ……なぜわたしまで攻撃するッ!?」

 あぁ……ヨノワールさん半泣きだ……。信頼してたんだね、部下のこと……。

ジュプ兄「いいから反撃しろッ! ヨノワール!」
ヨノワール「何ッ!?」
ジュプ兄「わからないのか!? コイツらの狙いは……オレだけじゃないってことを!」
ヨノワール「何だとッ!?」

 そして背中合わせになる兄さんとヨノワールさん! うおぉなんだこの萌え! というか燃え!!

ヨノワール「なぜだ……なぜわたしまで……。」
ジュプ兄「知るか! そんなこと!
      とにかく……このままだと……オレたち2匹とも……やられちまうぞッ!!」


 そしてバトルに突入! ヨノワールさんと協力してヤミラミ4匹を倒します!
 いやぁ……何だこの燃えシチュエーション!

 そして落ち込むヤミラミの顔グラがかわいすぎるぞ畜生!

ヤミラミ「に…逃げろぉぉぉ!ウヒィィィィィ――――――――――ッ!」

 そう言って逃げていくヤミラミ達。
 あぁ、間違いなくヤミラミたちは未来組の癒し要因ですね。

ヨノワール「……しかし……なぜだ……。ヤミラミ達はなぜわたしを……。」
ジュプ兄「フンッ、アイツらはすでに幻の大地でオマエを見捨てて逃げ出したじゃないか。何を今更。」
ヨノワール「そうであったとしても! ヤミラミたちはディアルガ様とわたしの命令には絶対に従う。
       そのわたしを襲うなんて……考えられんのだが……。」
ジュプ兄「だったらディアルガがそう命令したんじゃないのか。」
ヨノワール「な…何だと!? あ、ありえん! 絶対に! そんなことは!
       ディアルガ様がわたしを見捨てるなど……絶対ありえん!」


 うわぁぁぁぁヨノワールさんが健気すぎて泣けるよう!!
 そっか……信頼してんだね……。上司も部下も……。
 そして兄さん、ヨノワールのこと心底嫌いなんだろうなぁと思う。口調で。
 というか兄さんって空気読めないせいか何か知らないけど結構残酷なことサラッというよね。前から。

ジュプ兄「フンッ、どうだかな。オマエはすでに過去の世界でツクヤミ達の阻止に失敗しているんだ。
      そんなオマエをディアルガが見捨ててもおかしくはないと思うがな。」
ヨノワール「むっ……。」

 「むっ」!? ちょ、アンタいつからそんなかわいいキャラになった!? あ、前からか。

ジュプ兄「とにかく。そんなことオレの知ったこっちゃない。まあ、内輪もめは歓迎だからどんどんやってくれ。」

 何だろう。よくわかんないけど、今本気で兄さんを絞め殺したくなった。
 っつーか本当、歯に衣着せないっていうか、口悪いって言うか、空気読めないっていうか、ヨノワールさんのこと大っ嫌いだなお前。

ヨノワール「……………………。」
ジュプ兄「オレは先を急ぐ。じゃあな。」

 来ましたね。兄さんの口癖「じゃあな」。
 兄さんは一体何個じゃあなのタネを保管しているんだろう。

 立ち去ろうとする兄さんに、ヨノワールさんが声をかけます。

ヨノワール「……待て! ひとまず休戦だ。ジュプトル。とりあえずは……わたしと一緒に行かないか?」

 休 戦 協 定 キ タ ―――― ッ !!

ジュプ兄「何ッ!?」
ヨノワール「冗談ではない。わたしは本気で言っている。」
ジュプ兄「…! (コ…コイツ! 何を企んでるんだ!?)
      (一緒に冒険すると見せかけて……油断したところを襲う気なのか!?)」


 信用ねぇなヨノワールさん。そりゃそうか。

ヨノワール「心配するな。冒険中にオマエを襲うことはしない。ジュプトル。オマエはとても用心深いヤツだ。
       わたしの提案を聞いた瞬間から……もうすでに警戒しているはずだ。
       油断のないオマエに、今のわたしが襲っても通用しないだろう。」
ジュプ兄「………………。」
ヨノワール「それより……わたしは知りたいのだ。なぜヤミラミがわたしまで攻撃してきたのかを。
       わたしとオマエが組めば強い。ダンジョンも抜けやすくなる。
       ダンジョンにいるポケモンが暗黒の影響を受けて……
       ますます凶暴になっているのはオマエも感じているはずだ。
       オマエにもそれなりにメリットがあると思うが……。」
ジュプ兄「……(確かにコイツの強さはオレもよくわかっているし……コイツと冒険をともにする利点はある……。)
      (ヨノワールの気持ちの奥底がいまひとつ読めないが……)
      (とりあえず、一緒に行動するのもいいかもしれん……。)
      ……わかった。一緒に行こう。」


 ぃやっほーい!! 兄さん愛してる!!(落ち着け)

ジュプ兄「ただし! ヘタなマネでもしてみろ! すぐにその場でたたきのめすからな!」
ヨノワール「フン、好きにしろ。行くぞ。」

 うわぁぁ、何という素晴らしいシチュエーション! 何という素晴らしい会話!! 製作者愛してる!!
 もうみんなまとめて嫁に来ればいいよ!(お前な)


 兄さんとヨノワールさんは岩の浮かぶ荒野へ。

ジュプ兄「この荒野を抜ければ時限の塔はすぐそこだ。一気に抜けるぞ!」
ヨノワール「待て。その前に冒険の準備だ。急ぎすぎる行動は判断を狂わせる。焦って行くのは禁物だぞ。」
ジュプ兄「フン! オレに指示するな! ヨノワール!」

 やっべえぇぇヨノワールさんかっけえぇぇぇ!!
 そして兄さんは相変わらず短気ね!

 さて、準備準備。

ヨノワール「………………。」
ジュプ兄「……(相変わらず何を考えているのかわからんが……まあいい。)
      (とにかくヤミラミが襲ってきた理由が分かれば……)
      (コイツがこのまま味方でいるのか……それともやはり敵に回るのか……はっきりするだろう。)」


 まぁ何を考えているかわからんよな。表情読めんからな!(笑)
 とはいえ、ダンジョンのヨノワールさんは結構表情豊かよね。泣いたり笑ったり。


  ―くらがりのこうや―

 ちょっと、ダンジョン内でヨノワールさんに話しかけた時の反応がいろいろとステキすぎるんだけど。

「目の前のことをおろそかにするとどうなるのか……。」
「ちょっとしたスキが命取りになる。」
「判断を誤ると状況が一変するぞ。」
「慎重に行くぞ。」
「後ろを気にしすぎだぞ! ジュプトル!」
「やはり気になるか? わたしが背後にいることが……。」
「……なぜヤミラミたちはわたしまで……。」


 何この人。人じゃないけど。かわいいよこの人。人じゃないけど。

 さて、こうなると体力が減った時のセリフが気になるのが人の性ってもんでしょう。
 というわけで、ヨノワールさんには申し訳ないけど無理やり体力を減らさせていただきました。うへへへ。

・HP半分以下の場合
「大したことはないな。この程度のダメージなら。」
「ダメージを受けたが……まだまだだ!」
「わたしの強さはオマエもよくわかっているはずだ。」
「クッ……きつくなってきたな……。」


・HP点滅の場合
「ダ、ダメージが……深いな……。」
「こんなの……キズのうちに入らんッ!」
「た、倒れんぞッ! わたしは不死身だッ!」
「クッ……キズついたわたしを見て何を思う? ジュプトル。」


 A.萌えました。 (キサマ)
 大抵の奴は点滅すると「回復してくれ……○○……。」とか言い出すんですが、ヨノワールさんは意地でも言わないんですね。
 それにしても「わたしは不死身だッ!」って……。何だろう、「不死身のヨノワール」とか呼ばれてたのか?
 いや、それ別のスペシャルエピソードのゴーストとかぶるから……。
 というか、個人的にゴーストタイプが自分の死について語ってるのがすごくいい。

 ヨノワールさんがいれば壁の中のゴーストタイプ、とくにヌケニンも怖くないぜひゃっほーい!!
 というか、ヨノワールさんもなかなかの攻撃的な技構成ですね。さすが。
 個人的には「シャドーボール」がないのが非常に気になりますが……。ま、切り札だからなぁ。


 その頃、外には癒しキャラ・ヤミラミが1匹。
 ディアルガに報告しようと歩いていたその時、地面の下から兄さんが! さすがあなをほる大好き!
 ん? ということは……さっきのダンジョン、最後のほう面倒になって穴掘って出たな貴様!?

ヤミラミ「ジュ…ジュプトルゥ〜〜〜〜〜ッ!! ウヒィィィィィィィィッ!!」

 ヤミラミが逃げようとすると、その方向からヨノワールさんが。
 何だ。挟み撃ちにするために隠れてたのか。ゴメンよ兄さん。

ヤミラミ「ヨ、ヨノワール様ッ!!」
ジュプ兄「ちょっと聞きたいことがあるんだ。悪いが付き合ってくれ。」
ヤミラミ「ヒイイイッ!」


 超ブルブルしてるヤミラミがかわいい。マジかわいい。何この癒しキャラ。


 兄さんとヨノワールさんでヤミラミを岩陰に追い詰めます。あぁ、ヤミラミかわいそう。かわいい。

ジュプ兄「おい、教えろ。なぜオマエたちはオレだけじゃなく……ヨノワールまで襲ったんだ?」
ヤミラミ「ウィィ……そ、それは……。」
ヨノワール「ヤミラミよ。わたしの命令が聞けんのか?」
ヤミラミ「ウィィィィ……。」
ヨノワール「オマエも知ってるだろう。わたしを怒らせたらどうなるか……」

 やっべぇヤミラミかわいい。そしてヨノワールさんが素敵。
 ぜひ見たいので怒ってください(オイコラ)

ヤミラミ「ウヒィィィ! 言います! 言いますよ! ワタシたちも本当はやりたくなかったんです!
     ヨノワール様を襲うなんて……そんなことは……。本当なんです! 信じてください!」
ジュプ兄「じゃあなぜ襲った?」
ヤミラミ「命令されて……仕方なく……。」
ジュプ兄「誰に?」
ヤミラミ「ヨノワール様に代わる……ディアルガ様の…新しい腹心です。」


 ヤミラミお前えぇぇぇぇ!!
 そっか……そうだったのか……!
 やっぱりヤミラミはヨノワールさんのこと信頼してたんだね! ちゃんとヨノワールさんの信頼にこたえてたんだね!
 やっべぇ何かすごくときめいた!!

ヨノワール「わ…わたしの代わりの……新しい腹心だとッ!?」
ヤミラミ「は、はい……。ディアルガ様はヨノワール様に代わる直属の部下として……
     凄腕のポケモンを新たに選び出しました。
     そしてそのポケモンを最後の刺客として……過去の世界に送るつもりなのです。」

ジュプ兄「凄腕の……最後の刺客を過去の世界に……。」

 その時、ヨノワールさんがヤミラミを殴り飛ばしました。
 よっ、ヨノワールさん……!

ヤミラミ「ぐっ!!」
ジュプ兄「ヨノワール!」
ヨノワール「ソイツが命令したんだな? その新しい腹心が? わたしを攻撃しろと!」
ヤミラミ「……は、はい……。失敗したヨノワール様はもう必要ない。だから消せ……と。
     ワタシたちもそれだけはできませんと反対したんですが……でもその腹心は言ったんです。
     これはわたしからの命令ではない。ディアルガさまからの命令である……と。」


 うわああぁぁぁぁヤミラミいいぃぃぃぃっ!!
 や、やばい!! 予想以上にヤミラミの株が急上昇だ!! こいつら大好きだ!!
 ヨノワールさん大好きなこいつらが大好きだ!!
 そして、ヨノワールさんがまたヤミラミを殴り飛ばしました。

ヤミラミ「ぐわっ!!」
ヨノワール「そんなバカな……。ディアルガ様が……わたしを消すなどと……。
       信じられるか! そんなことがッ!
       言え! ヤミラミ! その腹心とは……新しい腹心とは……一体誰なのだッ!?」

ヤミラミ「そ、それだけは……それだけはご勘弁を!」
ヨノワール「ダメだ! 言え! 言うんだ!」
ヤミラミ「い、言えません! もし言ったら……ワタシや仲間たちはどうなるか……。
     それだけは……それだけは本当にご勘弁を〜〜〜〜〜〜っ!」


 うわぁぁヤミラミの泣き顔超可愛い!! もうこいつら本当にマジかわいい!! やっぱりこいつら未来組の癒し系!

ヨノワール「くそッ!」

 そう言って、ヨノワールさんは壁を殴りつけました。というかヤミラミ狙いなのか?
 いずれにせよ、壁に思いっきり拳を叩きつけました。あれ、何となく昔書いた小説とかぶってる……。
 ヤミラミはおびえて逃げ出してしまいました。グッバイ癒しキャラ……。

ヨノワール「……ディアルガ様がわたしを消そうとしただとッ!? ディ…ディアルガ様が……このわたしを……。」

 あぁ、ヨノワールさん、ディアルガ大好きなのね……。メッチャ忠実なのね……。いい部下……。

ジュプ兄「ヨノワール……。」
ヨノワール「…………。クククッ、クハハハハハッ! ジュプトル。オマエが今何を考えているのかわかるぞ。
       哀れだと思っているんだろう。このわたしが。
       笑え! 笑うがいい! 裏切られ……捨てられた者の顛末をな。クハハハハ!」


 よ、ヨノワールさん……(うるっ)

ジュプ兄「フンッ! 笑うも何も、オレにとってはどうでもいいことだ。ヨノワール。
      それよりオレが気になるのは新しい腹心であり……最後の刺客でもある凄腕のポケモン……
      ソイツが一体どんなヤツなのかだ。……(嫌な予感がする。)
      (やはり時限の塔に急いだほうがよさそうだな。)」」


 お前もうちょっと空気読めやあぁぁぁっ!!
 何このMr.KY! そんなにヨノワールさんのことが嫌いかよ兄さん!!

ヨノワール「こうなれば……わたしもいくしかない。時限の塔へ。
       ディアルガ様が本当にわたしを消そうとしたのかどうか……わたしにはどうしても信じられないのだ。
       だからわたしも時限の塔へ行き……確かめねばならない。
       ディアルガ様の真意をな……。行くぞ。」


 うわぁぁ、ヨノワールさん、本当にディアルガのこと信頼してるんだなぁ……。いい部下すぎる……。
 ディアルガってアレだけど、部下には恵まれてたんだなぁ……。

ジュプ兄「……(とりあえず、コイツが味方として動いてくれるのは心強いが……)
      (しかし……ヨノワールがディアルガに心酔していることは変わらない。)
      (いざ時限の塔でディアルガに会った時……ヨノワールがディアルガになびく恐れは十分にあるな……。)
      (その時はオレ1匹でディアルガとヨノワールを相手にしなければならんが……)
      (いや。今のディアルガには新しい腹心もいる。そうなると相手は3匹!)
      (できるのか? そいつらの相手を……オレ1匹で……。)」


 なるほど。さすがヨノワールさんも認めるほど慎重な兄さん。

ヨノワール「どうした? 行かないのか?」
ジュプ兄「……(フン! その時はその時! 覚悟の上だ!)
      行くにきまってるだろう。気持ちを高ぶらせてたところだ。行くぞ!」


 ああ……何だかんだ言っていいコンビじゃないか。
 やっぱり似た者同士ですね。兄さんとヨノワールさん。


 そして時限の塔へ到着。
 あぁ、過去、というか現在で見た時はディアルガカラーだったけど、すっかりぼろぼろで灰色になってますね。
 というか、時限の塔へ徒歩で到着できるってことは、やっぱりこの世界って幻の大地か何かなのか?

ヨノワール「着いたぞ。時限の塔の入口だ。」
ジュプ兄「……(時限の塔か……。) ……!(そういえば……過去の世界ではツクヤミ達も……)
      (この時限の塔にのぼっているはずだ……。)
      (ツクヤミ……タカハル……頑張れよ……。オレはオマエたちを信じて……後を託したんだ。)
      (オレもこの世界で……できることをやりきる! ともに……未来のために!)」



 うおぉぉぉぉ燃えてきた!!
 とりあえずここはここまで!







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